こんな私、私じゃない。でも私・・・
少し残業してパソコンをシャットダウン。

さすがに金曜日はみんな早いな。

フロアを見渡すと席にいる人はいない。

でも会議をしているはずだから、まだ誰かは残ってるはず。

今日のご飯なににしようかな?

昔は金曜日っていつも誰かとご飯食べてた気がする。

作るのめんどくさいなぁ~

「お疲れ、終わり?」

と、声を掛けてきたのは新城卓。

えっ!?

私はとても驚いた。

打ち合わせにでも行っていたのか新城さんは一人だった。

会議ならみんなで帰って来るよね?

そんなことより私、新城さんに話しかけられてる。

驚いて何も言えない。

「なに?ムシ?」

「えっあっすみません。もう上がります」

と、頭を下げた。

「ご飯食べて帰らない?」

突然誘われた。

ええっ!?

新城さんに誘われた。

「俺、後30分も掛からないから、隣の本屋ででも待ってて。大丈夫だよね?」

この大丈夫だよね?は、何の大丈夫だろう?

本屋で待つこと?

それともご飯に行くこと?

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