方言溺愛おにーさん。






と、まあ、


膝ジェットの天然のおかげで

私はクラスになじめれて良かった。



東京ってなんか、

冷たいイメージやったから。



良かった。みんな優しくて。








「学校どーだった?」









東菊は優しくないけど。



「おもろかったで。

ええ学校やったわ。」




私は今コイツと外食してます。



「友達できた?」


「当たり前や。

男子もいっぱい寄ってきたわ。」



「あ、そー。」



「あのさ、私金ないねんけど。」


「おん。」


「水しか飲めへんねんけど。」


「あ?

俺の金で食えや。」



「ええん?」


「いいよ。

ただしエビフライだけな。」


「なんの限定やねん。

てゆうか大学は?」


「やめた。」


「そうなん!?」


「会社員っす。」


「今日も昨日も働いてへんやん。」


「お前のために有給とったんだろーが。

明日から働く。

8時には帰ってくるから飯頼むわ。」




「旦那かお前は」





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