方言溺愛おにーさん。





「今日ね、


初めておばあちゃんの


お見舞いに行ったんだ。


そしたらちゃんと僕のことと


お母さんのこと覚えててくれたんだよ。


“僕とお母さんは、


私に残された唯一の家族、


娘と孫なんです” って……。


ちゃんと、覚えててくれたんだよ。」





「バカじゃないの……。



夫が死んだ今、



私とあの人は無縁よ……。



なのに、なんで…。」




「僕もおばあちゃんもね、


お母さんに嫌われてても、


お母さんが大好きなんだ。


変だね。ごめんね…。」






「……バカね…………。」







ギュッ……









「ごめんなさい……拓人お……」






「お、かあさ………う」







「ごめんなさい。

ごめんなさい拓人……。」






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