ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
「もしかして陸斗くん、トマト好きだった?」
彼の表情とは裏腹に、あたしはニコッと笑顔を見せる。
「ごめーんっ。じゃあ、あたしのサクランボあげるっ。はいっ」
あたしは自分のお弁当からサクランボをつまみ、彼のお弁当箱に乗せた。
「いや、そういうことじゃなくて……」
せっかく陸斗くんと仲良くなれるチャンスだもん。
楽しくおしゃべりができたらいいなって。
せめて、何か印象づけられたらいいなって。
そしたら、いままでよりも少しだけ。
ほんの少しだけでも。
仲良くなれるかもしれないから。
「ねぇ、陸斗くんは何してるときが楽しい?」
「……べつにない」
話、終わっちゃうじゃん。