ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]



瞳に映る景色が滲む。



いつのまにか、涙がこみあげてきていた。



冷たくされると胸の奥が苦しくて、痛い。



そう。

これが、恋だとわかっていた。



好きという想いは、うれしさや楽しさだけじゃなくて。

切なさがともなう。



明日は、今日よりも。

ほんのちょっとでもいい。



陸斗くんに近づきたい……。



どんなに冷たくされても。



陸斗くんの笑顔が見たいって思う。



どうしよう。

どんどん好きになってく……。



瞳に溢れた涙が、頬を伝って落ちていく。



目で追いかけていた君を乗せたバスが、遠くに消えていった――。
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