赤いりんごの青い果実


「自分がか弱い女の子だ、って
自覚、ちゃんと持ってる?」



…?


『え、う、うん…?』


そりゃあ力は無いですけど…



「男の部屋に簡単に入っちゃって
危機感ゼロ?俺も一応男だけど」


耳元で言葉を呟かれ
ぞわりと背筋が逆立つ



『…え、と…で、でも』


「でも、なに?」


妖しい笑みの彼

目を細めて微笑む彼が
いつもの彼とは程遠くて


胸の鼓動がうるさくなった


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