赤いりんごの青い果実

「もしかして、友達いないの!?」



…う


痛いとこ突くなぁ


『そ、そうだ、よ?』


でももういいもんね
朽木君が友達なんだし

ゼロってわけじゃないもの!



「…意外と可哀そうなやつなのね」


え、同情されてる!?


『だ、だから朽木君に…』

「それはだめ!
たまーに体育の先生が見回りにくるから
それを待ちましょう!」

『え、えー…』


早く帰ってゲームしたいんだけど…


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