年下*デイズ【短篇】
だけど……っ!
「そんな笑わなくても、いいじゃんっ!」
「まじうける……っ」
肩を震わせて笑う千秋くん。
わ…笑いすぎだよ…っ
「諦めねぇよ」
「え?」
「どっかの先輩に、神様の名のもとに、説かれたからな」
「千秋くん…っ!」
よかったぁ……。
「先輩」
「ん?」
「ありがと」
微笑む千秋くんに、きゅん、ときたのは内緒。
「ま、先輩ですからっ!」
「あー、はいはい」
「ひどい!」
ガラッ。
「光、千秋、待ってたのかよ」
「晴輝っ!」
部活から晴輝が帰ってきた。
千秋くんが少しぶすっとしたみたいに見えたけど。