年下*デイズ【短篇】
「…先輩、早くないっすか?」
「コーチが用事あるんだってさ」
「…へぇ」
なななななななんだろっ!
千秋くんから、めちゃくちゃ不機嫌オーラがでてるよ!!
「じ…じゃぁ晴輝帰る?」
「おぅ、帰る」
千秋くんをちらっ、と見る。
不機嫌オーラ、さっきよりはなくなってる……?
「千秋くんも一緒に帰ろうよっ」
「え」
「そーだなっ!千秋、一緒に帰ろーぜ!」
千秋くんはあたしと晴輝を交互に見て、複雑そうな顔をした。
「いや、悪いっすから」
「何が?夕飯も食べてってよ!晴輝と一緒だといつもだから飽きてさー」
「はぁっ!?」
千秋くんは渋々承諾した。