年下*デイズ【短篇】




「晴輝先輩、いつも先輩んとこでシャワーあびてんの?」


晴輝がいなくなった途端、ナチュラルだなぁ……。




「一緒にご飯食べる日はね」

「ふーん…」



あたしは冷蔵庫に入っているものを確かめる。



「千秋くん、何食べたい?」

「は?」

「夕飯」

「何でも」

「千秋くん謙虚だね〜。晴輝なんかさぁ」



タイミングを狙ったのか、お風呂場から声が聞こえる。



「スパゲッティ!」

「「……」」



後輩でさえ遠慮してんのに、あんたは……。




「……はぁ〜…」

千秋くんがソファに座り込み、大きなため息をついた。




< 17 / 38 >

この作品をシェア

pagetop