年下*デイズ【短篇】
「晴輝先輩、いつも先輩んとこでシャワーあびてんの?」
晴輝がいなくなった途端、ナチュラルだなぁ……。
「一緒にご飯食べる日はね」
「ふーん…」
あたしは冷蔵庫に入っているものを確かめる。
「千秋くん、何食べたい?」
「は?」
「夕飯」
「何でも」
「千秋くん謙虚だね〜。晴輝なんかさぁ」
タイミングを狙ったのか、お風呂場から声が聞こえる。
「スパゲッティ!」
「「……」」
後輩でさえ遠慮してんのに、あんたは……。
「……はぁ〜…」
千秋くんがソファに座り込み、大きなため息をついた。