年下*デイズ【短篇】
「はいっ、我が家でーす♪」
千秋くんのお陰で、早く着いた。
……えーっと、晴輝は……っと。
「ちあ…きっ…おまえ、スピード…っめちゃくちゃ出しやが……って!!」
おぉ!来た来た!
部活後だとさすがにきついのか、追い付いた晴輝はへろへろだった。
「先輩が悪いんすよ」
「どこ…がだよ…っ」
「あ、晴輝おかえり〜」
「光!…お前なっ!」
「よし、夕飯つくるか」
うるさそうな晴輝を残し、あたしはさっさと自分の家に入る。
「あ、千秋くんもどーぞ」
「どーも」
「光、シャワー借りんぞ」
部活後は必ずシャワーをあびる晴輝。
なので、こんなこと珍しくないのに千秋くんは驚いてた。
他人から見るとそうだよね…。