私の好きな人は、ヒーローでした。
第1章 光
「おーはーよーぅ!」

かた一人の男子と女子に抱きつく。

「おはよ!結美那!」 

「おはよ。今日も元気だな。」

肩まである、髪の毛を巻いてる友人
山野來羅(ヤマノライラ)
硬く、しっかりとしている黒髪の
椎名瑠衣(シイナルイ)
私達は、高校一年の時に仲良くなった。
そして、あのことも知っている。

「んねぇ、進路、もう決めてる?」

「まぁ、まだ二年だし!詳しくは、決めてないかな」

「そっかー、結美那は?」

「私は………カウンセラー、とか?」

「えっ!すごい!素敵だね!!」

「詳しくは、決まってないけどねー!
なんで?」

「昨日さー?
お兄さんがさ、夢なんてない!って、お母さんたちと喧嘩しててさー!」
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