俺様紳士の恋愛レッスン
『ちなみにその報酬っていくら?』

『クライアントの満足度にもよるが、そうだな……』



余りにも高額請求だったら消費者センターに訴えてやる、と力強く握り締めたスマホが、ブブ、っと震える。



『体で払ってもらおうか』



……え。



「えぇぇッ!?」



衝撃の余り、スマホを布団へ投げつけた。

血液は一気に沸点に達し、ドッドッと異常な音を立てて全身を駆け巡る。



「ちょっ、見間違いじゃないよね!?」



慌ててスマホを拾い上げ、震える指で画面をスライドさせると――



『バーカ。なに赤くなってんだよ』



とヒトコト。

なんでバレてるの!?と布団を剥ぎ取り辺りを見渡すけれど、もちろんそこに十夜の姿はあるはずもなく。



『バッカじゃないの!? 1ミリも赤くなんかなってないけど!』

『ハイハイ』



返ってきたメッセージに、またも意地悪な十夜の顔が浮かぶ。

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