俺様紳士の恋愛レッスン
「単刀直入に聞く」
十夜に連れて来られたのは、小さなパチンコ店の立体駐車場。
疎(まば)らに車が停められている駐車場の隅に、十夜のバイクは停められていた。
「泣いてる理由は何だ」
涙腺が崩壊してしまった私の頬を、十夜の両手が掴んで無理やり顔を上げさせる。
きっと、十夜は私の答えを知っている。
「方、つけられなかった……」
その証拠に、私の答えを聞いても尚、十夜の表情は少しも変わることなく無のままだ。
「そうか」
頬からその手が離された。
後ろに下がり距離を取った十夜は、私をまっすぐ見据え、口を開く。
「俺の力量不足だ。悪かった」
紡がれたのは、感情を殺したビジネス仕様の声だった。
途端に胸に鋭い痛みが走る。
十夜に連れて来られたのは、小さなパチンコ店の立体駐車場。
疎(まば)らに車が停められている駐車場の隅に、十夜のバイクは停められていた。
「泣いてる理由は何だ」
涙腺が崩壊してしまった私の頬を、十夜の両手が掴んで無理やり顔を上げさせる。
きっと、十夜は私の答えを知っている。
「方、つけられなかった……」
その証拠に、私の答えを聞いても尚、十夜の表情は少しも変わることなく無のままだ。
「そうか」
頬からその手が離された。
後ろに下がり距離を取った十夜は、私をまっすぐ見据え、口を開く。
「俺の力量不足だ。悪かった」
紡がれたのは、感情を殺したビジネス仕様の声だった。
途端に胸に鋭い痛みが走る。