俺様紳士の恋愛レッスン
翌日、普段よりも30分早く出勤し、朝イチで萌に報告をした。

萌は泣き腫らした私の目を真っ直ぐ見て、何度も頷き、最後には「よく頑張りました」と言って笑ってくれた。


ようやく萌の気持ちに応えられたという安堵感が押し寄せて、喉がグッと熱くなるけれど。



「で。片柳さんはどーすんの?」



一気に現実に引き戻される。


そう、明日は水曜日。

否が応でも十夜に会わなければならない日だ。



「あぁ、気まずくて死にそう……」

「仕事とはいえ、フラれた相手に早速会わなきゃいけないのはツラいよねぇ。でも大人なんだからズル休みはナシよ?」

「うっ……」



どうして私の心はこうも簡単に読まれてしまうのだろう。

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