俺様紳士の恋愛レッスン
「――これついては以上です。……えー、次は」
「あッ!」
分かった、と口を衝いて出そうになり、慌てて口を抑えた。
「なんだ篠宮、質問か?」
「すみません、何でもないです! どうぞ続けて下さい!」
室長はじとっとした疑念の目を向けつつも「すまんな片柳君、続けてくれ」と促した。
再び始まった十夜の話を真剣に聞きつつ、その顔を見つめ続ける。
そして憶測は、確信へと変わる。
違和感の原因、それは十夜が私の目を見ないことだった。
完璧なビジネスマンである十夜は、必ず室長と私を交互に見ながら話をする。
しかし今日は、極端に十夜と目が合わない。
更に話の区切りでは、置いてけぼりになりがちな私を気遣って、必ず「何か質問はありますか」と尋ねてくれていた。
今日に限っては、それもない。
「あッ!」
分かった、と口を衝いて出そうになり、慌てて口を抑えた。
「なんだ篠宮、質問か?」
「すみません、何でもないです! どうぞ続けて下さい!」
室長はじとっとした疑念の目を向けつつも「すまんな片柳君、続けてくれ」と促した。
再び始まった十夜の話を真剣に聞きつつ、その顔を見つめ続ける。
そして憶測は、確信へと変わる。
違和感の原因、それは十夜が私の目を見ないことだった。
完璧なビジネスマンである十夜は、必ず室長と私を交互に見ながら話をする。
しかし今日は、極端に十夜と目が合わない。
更に話の区切りでは、置いてけぼりになりがちな私を気遣って、必ず「何か質問はありますか」と尋ねてくれていた。
今日に限っては、それもない。