俺様紳士の恋愛レッスン
翌日、仕事終わりに立ち寄ったのは、今宵もお洒落なワインバー。

数ヶ月ぶりに訪れたけれど、店内は変わらずの賑わいを見せている。



「エン、仕事慣れた?」

「まだまだ覚えなきゃいけないことだらけだよ。萌こそ仕事キツくない?」

「前よりはね。でも今のところは許容範囲内」

「さっすが萌!」



私が異動して以降、こうして萌とゆっくり話す時間も取れていなかったので、久々の近況報告会に自然とワインが進む。



「で、どーなのよ。片柳さんとは」

「んふふ。えっとねぇー」

「あ、やっぱいい」

「えっ! なんで!」

「そのだらしない顔見ればうまくいってることくらい分かるわよ」



そう毒気を含ませて言うものの、萌の表情はにこやかだ。

< 389 / 467 >

この作品をシェア

pagetop