俺様紳士の恋愛レッスン
赤と緑のネオンを横目に、白い息を纏わせながら出勤する。
クリスマスイブの今日は一段と冷え込みが強く、街行くカップルもここぞとばかりに身を寄せ合っている。
昨日までの私ならば、「いいなぁ」と口を尖らせただろう。
しかし今の私には、「お熱いねぇ」とニヤつく余裕すらあるのだ。
「今日、やっぱメシでも行くか」
今朝、いつものようにネクタイを締めながら、けろりと言った十夜。
詰まっていた仕事は昨日で粗方片付き、今日は早めに帰れるようになったらしい。
「お前のために頑張ったんだよ」だとか、甘い台詞は絶対にくれないけれど、単純な私が十夜に飛びついたのは言うまでもない。
「20時にっ、駅の前っ!」
何処からか聞こえてくるジングルベル。
リズムに合わせて軽やかにヒールを鳴らし、会社へと向かった。
クリスマスイブの今日は一段と冷え込みが強く、街行くカップルもここぞとばかりに身を寄せ合っている。
昨日までの私ならば、「いいなぁ」と口を尖らせただろう。
しかし今の私には、「お熱いねぇ」とニヤつく余裕すらあるのだ。
「今日、やっぱメシでも行くか」
今朝、いつものようにネクタイを締めながら、けろりと言った十夜。
詰まっていた仕事は昨日で粗方片付き、今日は早めに帰れるようになったらしい。
「お前のために頑張ったんだよ」だとか、甘い台詞は絶対にくれないけれど、単純な私が十夜に飛びついたのは言うまでもない。
「20時にっ、駅の前っ!」
何処からか聞こえてくるジングルベル。
リズムに合わせて軽やかにヒールを鳴らし、会社へと向かった。