俺様紳士の恋愛レッスン
日中は久々に仕事が手に付かない、ふわふわとした心地を味わった。
そしてあっという間に定時を迎え、クリスマス街コンに行くと言う萌を見送り、家族でパーティーをするという上司を見送り、残念ながらいつも通りの室長と茅野さんを見送り、私も頃合いを見て会社を出た。
しかし案の定、20分も早く駅前ロータリーに着いてしまう。
「早くこないかなぁ……」
かじかむ手に息を吹きかけながら、そわそわと辺りを見渡す。
こうして待ち合わせをしていると、付き合う前を思い出して、ふふっと笑みがこぼれる。
花金ということもあり、駅前は早くも賑わいを見せていた。
既に千鳥足の学生団体を「あーあ」と見過ごしたその先に、見知った細いシルエットを見つける。
俯き加減でやってくるその人は、こちらへ一歩、一歩と近付くと、私の前で歩みを止めた。
「はえーよ、エン」
いつかと同じ台詞を落とし、十夜は小さく笑った。
そしてあっという間に定時を迎え、クリスマス街コンに行くと言う萌を見送り、家族でパーティーをするという上司を見送り、残念ながらいつも通りの室長と茅野さんを見送り、私も頃合いを見て会社を出た。
しかし案の定、20分も早く駅前ロータリーに着いてしまう。
「早くこないかなぁ……」
かじかむ手に息を吹きかけながら、そわそわと辺りを見渡す。
こうして待ち合わせをしていると、付き合う前を思い出して、ふふっと笑みがこぼれる。
花金ということもあり、駅前は早くも賑わいを見せていた。
既に千鳥足の学生団体を「あーあ」と見過ごしたその先に、見知った細いシルエットを見つける。
俯き加減でやってくるその人は、こちらへ一歩、一歩と近付くと、私の前で歩みを止めた。
「はえーよ、エン」
いつかと同じ台詞を落とし、十夜は小さく笑った。