俺様紳士の恋愛レッスン
十夜がプレゼントしてくれた新居は、33階建てタワーマンションの20階、1LDK。

施設はバーラウンジの他にも、屋上テラスやフィットネスがあるという。


興奮気味に間取りを見て回り、大方満足した所で、敷地内にあるコンビニでつまみを買い、部屋へと戻る。



「メリークリスマス!」

「おー」



キン、と艷やかに重なるグラス。

ジョルジオ・アルマーニのネクタイをきっちりと締め、気品ある所作でワインを愉しむ十夜を正面に、緊張に似た鼓動の高鳴りを聞く。



「ここ、家賃高いよね……?」

「心配すんな」



十夜が言うのだから、本当に心配はいらないのだろう。

しかしこれだけのプレゼントを出されてしまったら、後攻の私には立つ瀬がない。



「実はね、私も十夜にプレゼントを用意したんだけど……」



足元に置いた生成り色のトートバッグを、恐る恐る持ち上げた。

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