俺様紳士の恋愛レッスン
何とも複雑な紹介は、ツッこむべきか喜ぶべきか。

とりあえず周りの「ヒューヒュー!」という冷やかしに、あははと笑ってみせた。



「感情表現が苦手な私に呆れることなく、円華はいつも側で笑っていてくれます。
それがどれだけ私の心の支えになっているのか、恐らく円華自身は気付いていないと思います」



まさかの言葉に、鼻がの奥がツン、と熱くなるのを感じた。



「普段はどうも恥ずかしくて言えないのですが、皆様から応援を頂ければ、どうにか感謝の想いを伝えることができそうです。
どうか未熟な私に、お力添えを頂けないでしょうか」



会場からはわぁっと拍手が上がり、何が起きるのかと期待の眼差しが飛ぶ。

無論、何も聞かされていない私は「え、え?」と狼狽えるばかり。

< 450 / 467 >

この作品をシェア

pagetop