そばにいたいの、ずーっとね。
…というわけで
少し距離をおこうと思って。

夏実と蘭ちゃんは
マジ真顔。


「甘いよ〜麻友は。
そんな、誰も僕にかまってくれなぁーーい、楽しいことないから僕を癒して、
なんていってる男の性格
なおるわけないじゃん。 」

「バッカじゃない?
遠恋の会えない間、どこにも行かないで
部屋にいろってか。
意味わかんなーい。」

「あのね、あんたの彼氏が嫉妬してるのは、まわりのオトコに対してじゃなく
あんたに対して、なんだよ。
楽しそうな麻友が許せないの。
麻友が好きで怒ってるんじゃない。
麻友に嫉妬してるの。小さいオトコ」



土曜日、ランチ会で決意を語ったのに
蘭ちゃんも夏実も、ご立腹のご様子。

「いや、しかしここまで長かったな。
麻友が自分で、動くまで黙ってようと思ったけど、ほんっと、イライラしたわ。」

ぇ。

で、別れるのー?
とのんきにいう夏実。

裕也の変わってくれるのを待ちたいわたし。

付き合うこと自体に
反対だった2人は、呆れてるけど。

でも、楽しむことに決めたんだ。
裕也がなにかいうとか
ご機嫌悪いとか考えないで
どんどん出かける。
そして、笑ってるいつものわたしになる!

そう決めたんだ。











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