青空の下月夜に舞う 3
「あの、練習……」
言いにくそうに話す姿に、申し訳なさを感じる。
関わりたくないんだろうな、と嫌でも感じる空気に、のんびり走れば良かったな、と今更後悔。
「私は……」
いつでも大丈夫だと言おうと。
パン屋に話せば、一時間ぐらいなら、ずらせると思う。
だけど、田宮さんは、慌てて首を振った。
「ちが!あの……上原くんに……伝えて欲しくて、来週の放課後いい時間を聞いておいてくれないかな」
言葉を言い終わると、ひきつらせた頬を微妙に赤く染めた。
ああ……祐也に。言いにくいのかな。
見た目あんなんだけど、話せない程じゃない気がするんだけどな。
分かった、と。とりあえず返事をして、今度こそ教室を出ると、「やったじゃん!」と誰かの声が教室から響いていた。