青空の下月夜に舞う 3
万年エロ頭。
口元を指で拭う。
リモコンを手にした私に、「おい、てめぇ」と言い放ったけど、無理矢理取り上げる事はされず。
順番にチャンネルチェックをしていく私に何も言わなかった。
「結局同じじゃねえか」
落ち着いたのは、さっき祐也が見ていたバラエティ番組。
違うし。面白いのやってなかったから、見ていたやつにしてあげたんだし。
私と祐也の間にはちょうど人、一人分ぐらいの距離が。
そこにリモコンを置くと、背もたれに体重を預けた。
暫く二人でテレビを眺めていて。
途中CMになったりもするけど、終わるまで特にこれと言って口を開くでもなく。
番組の終了のテロップが流れた所で、「うーん」と体を伸ばした祐也が、視線はテレビのまま口を開いた。