青空の下月夜に舞う 3

万年エロ頭。

口元を指で拭う。


リモコンを手にした私に、「おい、てめぇ」と言い放ったけど、無理矢理取り上げる事はされず。

順番にチャンネルチェックをしていく私に何も言わなかった。


「結局同じじゃねえか」


落ち着いたのは、さっき祐也が見ていたバラエティ番組。

違うし。面白いのやってなかったから、見ていたやつにしてあげたんだし。


私と祐也の間にはちょうど人、一人分ぐらいの距離が。

そこにリモコンを置くと、背もたれに体重を預けた。


暫く二人でテレビを眺めていて。
途中CMになったりもするけど、終わるまで特にこれと言って口を開くでもなく。

番組の終了のテロップが流れた所で、「うーん」と体を伸ばした祐也が、視線はテレビのまま口を開いた。
< 98 / 294 >

この作品をシェア

pagetop