虹の彼方に。

「ショウー！！成績どうだった？
お前どうせ満点だろ？」
「うん、おかげさまで」ショウがニコッと笑う。
「ほぇー、次元が違うね！！
ルークは？国語とかどうよ？」
クリアが入ってきて、ルークに聞く。

「うっ、うるせぇ！！
国語なんて俺は知らないぞ！！
体育ならAだったけどな」

「さすが体力の塊め！」
クリアがルークの背中をバシンと叩く。
「いってぇ！！お前も中々塊だと思うけどな...」
ルークが背中をさすりながら呟く。
「あっ、レアラーー！！
レアラ成績どうだったー？」
クリアがレアラを呼び止め、駆け寄る。

「えっ？わっ、私はそんな...主要教科は全然出来なかったし...」
「他は？」
「音楽と美術がA++」
「はぁ？！えーぷらすぷらす？！」
「あっ、あんまり大きい声で言わないでよぉ...」
レアラが恥ずかしそうに下を向く。
「凄いね〜、才能ある人は違うねぇ！」
クリアはニコニコしている。

するとショウが言った。
「はいはい、お前ら。最終荷物点検だ。
冒険に持っていく荷物全部持って、レアラん家の前に集合」
「おっす！」
「了解っ！」
「わっ、わかった...！」
と言って、みんな解散した。