君までの距離

ひとしきり泣いたあとアタシたちは、お互いの顔を見合わせて笑った。


「相談が遅くなってごめんね。きちんと決めてから話したかったんだ」

「……いいの。話してくれたから……」

「遥香に頼みたいことがあるの。アタシの書いた脚本を見てくれる?」

「……ええ。喜んで見せてもらうわ……」

そう言って、華やかに笑う遥香はとても綺麗だった。



それから遥香に協力してもらって書き上げた作品は、締め切りまぎわにポストへと投げ込まれた。
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