チャラ男くんの忠実なる犬
「あ、俺のペットに何か?」

風間欄がヒロトに気付き
そう言った。


「ペット?」


「俺の犬。
今の飼い主俺なんで。
と、いうわけで元彼さん。華を泣かさないでね。」


「泣かせるつもりは…「華を泣かせていいのは俺なのー。」


そんなことはないけど!


「じゃ、じゃあ…なんか俺は帰るわ。」


「帰れ帰れー!」



抱きしめられたまんま、
ヒロトの足音を聞いた。




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