チャラ男くんの忠実なる犬
制服に着替えて
包帯の足をひきずって、
リビングに向かった。



「わああい!!欄お兄ちゃんじょうずー!」


小学1年の妹のさくら。
さくらの髪を器用にしばっている欄。


「さくら、可愛いぞ!」

「ありがとう。欄お兄ちゃん!」


風間欄がここに来たのは、初めてなはず。


なんだろうか。


すっごく馴染んでいる。


それに、さくらに優しく微笑んでる姿が…


ドキドキする。



おかしい。私、おかしい!


「あ!華ねえちゃん!
欄くんにお姫様みたくしてもらった!」


「ほんとだ!良かったね。さくら。」


「うん!!学校いってきまああす!」


ニコニコしながらさくらは学校に行った。


「華もやってほしい?」


「っっなっ!いいわよ!
自分でするから!」


てゆうか、お母さんも見てるし!


お父さんも見てるし!


ニヤニヤしすぎだし!



何よりも、櫻井家になじみすぎ!




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