偽りの翼Ⅰ 



美穂が、死んだ?



嘘だろ?



「なん、で…?」



「交通事故だって。美穂、いきなり飛び出したんですって…っ」



…俺の、俺のせいだ。



「……っ」



ツーと頬に涙が静かに伝う。



「今から、そっちに向かっていいですか」



「ええ」



「今、行きます。」 














数日後、お葬式が行われた



死因は交通事故によるもので







棺桶に入る美穂は寝ているような綺麗な顔だった。









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