偽りの翼Ⅰ
「知らないほうが、花恋は幸せになれるわ。」
「なんのことだかわからないよ?」
「気づかないで…お願いだから…」
なんで、泣きそうな顔してるのよ。
「なあ」
お父さんが口を開く
「花恋、お前は今幸せか?」
「なに、いきなり」
「聞きたかったんだよ、直接花恋の口から。お墓参りでいつも話しかけてくれていただろう?心の中で。」
それとこれとなんの関係があるのよ…
「聞こえてたの?届いて、たの?」
「ああ。素敵な友達と出会えたんだろう?」
「うん、出会えたよ。裕翔とか、仲間に。」
暴走族とは、言えなかった。
もしかしたら、見えてるかもしれないけど
「良かったわね。ねえ、その、あなたの仲間の子のことなんだけど…」
そして、お母さんが口を開く