Believe*Future


もう、二度と来ないって思っていたのに。



辛くて苦い思い出の場所。




何も変わっていない。




でも、何か冷たく感じる。
こんなにも冷たい場所だっただろうか。




下「あの、桜嵐の人達の仲間だって本当ですか?」



「そうだけど。」



嘘は言っていない。
ずっとそばに居てくれた人達、仲間だと言ってくれた人達。


私の大事な仲間達だ。



下「俺ら、1度助けてもらってお礼を言いたくても、言えなくて言っといてもらえませんか?」



私の口から言えって事?
自分の口から言えばいいのに。



だけど



「いいよ。」



思っていることと違う言葉を出した。
もし、近づかれたら、バレてしまう。
そう思い、その言葉が出た。



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