坂道では自転車を降りて
「先輩がいけないんですよ。こんな倉庫で、男と2人きりなんて、襲ってくれって、言ってるようなもんでしょ?」
椎名は言いながら、背後から彼女の腰に触れ、なで回した。
「ちょっ。やめて。へんなとこに触らないで。」
声を荒げて怒る。けれど、男の手は容赦なくスカートからブラウスを引き抜き、素肌に触れた。

「やっ。冷たい。」
悲鳴に似た声とともに、彼女の身体がビクンと震える。逃げようにも彼女の腕は男に掴まれたままだ。
「すみません。冷たいですね。」
手は構わず奥へと侵入する。
「んぁっ。。本当にやめっ。いや。」
さっきとは違う細い声は震えている。怯える瞳に涙が溜まり始めた。

「ねぇ先輩。2人じゃなくたってねぇ。。3人だって4人だって、いろいろできるんですよ。」
柔らかな感触を感触を楽しんでいるのか、椎名が笑う。
「んぁっ。だめ。やめっ、てぁっ。」
前後左右から男達が彼女ににじり寄る。
「先輩 こういうのぜんぜん知らないでしょ。俺達で教えてあげますよ。」
4人の男達は彼女の肌に触れ、あちこちを撫で回し始める。織田が彼女の耳に唇を寄せる。
「ぁ。」
彼女の身体からカクンと力が抜けた。
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