坂道では自転車を降りて
彼女は今日は美術部へ出ると言っていたから、彼奴らと顔を合わせる事もないだろう。急いで部室へ戻ろうかと思ったが、今回は俺は演出は補佐だし、出番も後半だ。練習も軌道に乗って来たし、ちょっとくらいサボっても大して問題ないだろう。それよりも、美術部で彼女がどんな仲間とどんな活動をしてるのか、覗いてみたくなった。彼女の楽しみにしているデッサン会とはどんなものだろう?
美術室へ向かう。南棟に入った時から、美術室からだろう、ガヤガヤ騒がしい音が聞こえる。10人以上の人が集まっている様子だった。机を移動させる音などが騒々しく響いた。
「はーい。モデル決めるよー。じゃんけんしてー。」
階段を昇っていると女子の声が聞こえた。続いて勝ったの負けたの黄色い声。美術部は女子が中心か。
「はい。負けた人こっちー。」
何度かじゃんけんを繰り返している。
「うわーっ。負けたー。」
美術室を廊下の窓から覗くと、多恵が頭を抱えているところだった。
「じゃあ、最初は大野さんで。早速お願いしま~す。」
部長らしい女子が仕切る。
「やった。私、ジョー先輩のポーズ、好き。」
「ちゃんとポーズとってくれるし、雰囲気あるよね。さすが演劇部。」
「演劇部は裏方だよ。でも、なんかリクエストありますか?」
彼女が服を脱ぎながら言う。げ、服脱ぐのか?
美術室へ向かう。南棟に入った時から、美術室からだろう、ガヤガヤ騒がしい音が聞こえる。10人以上の人が集まっている様子だった。机を移動させる音などが騒々しく響いた。
「はーい。モデル決めるよー。じゃんけんしてー。」
階段を昇っていると女子の声が聞こえた。続いて勝ったの負けたの黄色い声。美術部は女子が中心か。
「はい。負けた人こっちー。」
何度かじゃんけんを繰り返している。
「うわーっ。負けたー。」
美術室を廊下の窓から覗くと、多恵が頭を抱えているところだった。
「じゃあ、最初は大野さんで。早速お願いしま~す。」
部長らしい女子が仕切る。
「やった。私、ジョー先輩のポーズ、好き。」
「ちゃんとポーズとってくれるし、雰囲気あるよね。さすが演劇部。」
「演劇部は裏方だよ。でも、なんかリクエストありますか?」
彼女が服を脱ぎながら言う。げ、服脱ぐのか?