坂道では自転車を降りて
「。。。なんか、大野先輩すごいですね。」
彼女が出て行くと山田が言った。
「大野さんはいつも神井の本を手伝ってるからな。」
原が解説する。
「そうなんですか?」
「そうだな。初めて採用された本の時から、見てもらってる。最初は絵を描いてくれたんだけど、絵を見て話して、人物変えたり、増やしたり。今回は筋もかなり。ネタも彼女から出る事がある。」
「へーっ。」
山田は感心したように声を上げた。
「でも、実際に書いてるのは全部俺なんだ。彼女がいなくても本は書けていたとは思う。ただ、相談に乗ってもらったら、広がるというか、楽しくて。完成度が格段に上がったんだ。一作目なんか別の本みたいになったし。」
「そうだったんだ。なんか。。」
生駒さんが何か言いたげだったが、何かがひっかかるのか言葉にはならなかった。
「そういうわけで、神井は大野さんにメロメロなんだよ。完全に尻に敷かれてるというか、振り回されてるよな。」
原が茶化す。
「余計な事、言うな。」
そうなのかな。そうかもしれないな。
「クリスマスには、喧嘩しただけで、舞台に大穴開けそうになってたじゃん。年始には、いきなり3日で脚本書かされたり。やっちゃう神井もすごいけど、やらせる大野さんも大胆というかなんというか。」
確かにあれは、めちゃくちゃだった。思い出すだけで冷や汗が出る。
「それに関してはお前だって共犯だろ。山田も。」
「でしたね。」
「それより今は生駒さんの本だ。」
早くこの話題から抜け出したい。
「今日だって、教室でわめいてたじゃないか。飯塚もあきれてたぜ。」
まだ言うか。
「うるさいな。お前にも迷惑かけてるのは分かってるけど、もう黙っててくれよ。こいつらに聞かせる話じゃないだろ。」
「確かにね。本に戻りますか。」
彼女が出て行くと山田が言った。
「大野さんはいつも神井の本を手伝ってるからな。」
原が解説する。
「そうなんですか?」
「そうだな。初めて採用された本の時から、見てもらってる。最初は絵を描いてくれたんだけど、絵を見て話して、人物変えたり、増やしたり。今回は筋もかなり。ネタも彼女から出る事がある。」
「へーっ。」
山田は感心したように声を上げた。
「でも、実際に書いてるのは全部俺なんだ。彼女がいなくても本は書けていたとは思う。ただ、相談に乗ってもらったら、広がるというか、楽しくて。完成度が格段に上がったんだ。一作目なんか別の本みたいになったし。」
「そうだったんだ。なんか。。」
生駒さんが何か言いたげだったが、何かがひっかかるのか言葉にはならなかった。
「そういうわけで、神井は大野さんにメロメロなんだよ。完全に尻に敷かれてるというか、振り回されてるよな。」
原が茶化す。
「余計な事、言うな。」
そうなのかな。そうかもしれないな。
「クリスマスには、喧嘩しただけで、舞台に大穴開けそうになってたじゃん。年始には、いきなり3日で脚本書かされたり。やっちゃう神井もすごいけど、やらせる大野さんも大胆というかなんというか。」
確かにあれは、めちゃくちゃだった。思い出すだけで冷や汗が出る。
「それに関してはお前だって共犯だろ。山田も。」
「でしたね。」
「それより今は生駒さんの本だ。」
早くこの話題から抜け出したい。
「今日だって、教室でわめいてたじゃないか。飯塚もあきれてたぜ。」
まだ言うか。
「うるさいな。お前にも迷惑かけてるのは分かってるけど、もう黙っててくれよ。こいつらに聞かせる話じゃないだろ。」
「確かにね。本に戻りますか。」