【完】恋の授業を始めます。
「じゃあ、一緒に周んない?」
そう言って男たちは、今宵の腕をとった。
俺は軽く舌打ちをして、チャラ男たちに近づいた。
今宵の腕を引っ張り、鋭い目つきでチャラ男たち睨んだ。
「こいつ俺の彼女なんで、触らないでくれませんか?」
「なっ、何だよ、お前!」
今宵の顔は真っ赤になってた。
「その汚い手、退けてくれませんか?」
「ちっ、行こうぜ。」
俺は今宵を見て、優しく笑った。
「もう大丈夫だから。怪我ない?」
「う、うん。大丈夫。」
俺は胸を撫で下ろし、クシャッと笑った。
「そっか、良かった。」
「っ!」
すると今宵はさらに顔を赤くした。
「ありがとう、助けてくれて。」