ステップ
「まぢ無理!」

家に帰ってそう叫んだ!

するといるはずのない兄ちゃんが出てきた。

「何が無理だって?」

「あれ?仕事は?」
「今日ね~、休みだよ?」
「あ。そうなんだ。」
「んで、何が無理だって~?」
「転入生!!!」

ドカドカと歩き冷蔵庫の中の牛乳をゴグゴグ飲んだ。

「あら?焼け飲み?牛乳嫌いじゃないっけ?」

「ぷは~っきらいだよ!けど今なら飲める気がしたの!」

「あはは。千佳らしいね、けどそれは大嫌いな転入生のおかげじゃん!笑」

「変なこと言わないでしょ。」
「ごめんごめん。男の子の転入生?」
「うん、意味わかんない。絶対授業とか聞いてなさそう!」
「そうなんだ~楽しくなりそうだよ。千佳をそんなに怒らすなんて珍しい子ね、」
「楽しくなんてなんないから」

自分の部屋に行ってベットに倒れこむ。
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