俺の彼女は車椅子でした。

「…ごめん…俺、聞いてた、話
様子が気になって…」

聞かれてたんだ……

優人の鞄についてるお揃いのキーホルダーが揺れた

「お前は、浮いてるよ」

「え?」

浮いてないって慰められるのかと思った


「だけど、浮いてるやつなんてお前以外もたくさんいる
頭いいやつは、勉強面では浮いてるし
運動オンチは、そういう系で浮いてるし
日比谷架純…学級委員のやつな
あいつだって、学校に化粧してきたり
お前より浮いてるよ
陰キャラは陰キャラで浮いてるし…
浮いてないやつの方が珍しいよ

お前はそれが『車椅子に乗ってる』ってだけだろ?
別に、特別なことじゃねぇよ。」
< 47 / 330 >

この作品をシェア

pagetop