それでもあなたと結婚したいです。
微かに揺れる振動で目を覚ます。
(何だかいい~気持ち~。)
うっすら瞳を開けると千春さんが見える。
(わぁ~い。千春さんだぁ~。今日もずっと千春さんの事ばっかり考えてたから夢見てんのかな?うぅ~んかなり飲みすぎた?まぁ、いいか!何だかいい夢みたいだし。)
「ち~は~る~さん。何でいるんですかぁ~!」
「花枝さん?気分はどうですか?」
「気分?……気分は最高でぇ~す!……だって、千春さんに会いたいって思ってたら、夢で会えたんだも~ん!嬉しいに決まってるぅ~!」
「夢?………花枝さん。そんなに私に会いたかったんですか?」
「はい。はい。そうです。ずぅ~~~~~~っと考えてました。千春さん何してるかな~~って……千春さんは私に会いたく無かったですか?」
「私も、早く会いたくて、ずっとずっと貴女の事を考えていました。」
「うふふ…嬉しいなぁ。こんな素敵な人に思われるなんて、幸せ。」
「俺と居て幸せを感じるんですか?」
「すっごい幸せです。」
私はこの時、夢の中でぎゅうっと抱き締められた様な気がした。