それでもあなたと結婚したいです。

「すいません!!私、覚えてなくて、……何かしちゃいましたか?」


恐る恐る千春さんと目を合わせると、ニッコリと微笑んでいる。


「別に何もしてませんよ。帰って来たら、ソファーで寝てたので。」


「はぁ~~。良かったぁ。」


(あ~~良かった~~!!暑いとたまに脱ぎ出す時あるからなぁ。それだけは阻止できたか……。)


「それより、シャワー浴びますよね?」


「え?あ……はい!!」


「それじゃあ、行きますよー!!」


「えっ…………きゃあっ!!!」


勢い良く私を抱き上げると、千春さんはそのまま、お風呂場まで走り出した。


「わぁ!!ちょっと!千春さん!!待って!落ちちゃうからぁ~~!」


「しっかり俺に掴まって。これは無防備な君へのお仕置きだから。」


「え?何て言ったの?……きゃあっ!千春さん!!怖い~!」

散々私で遊んだ後、解放された時にはもう既に二日酔いと相まってヘトヘトになっていた。


(これは私、完全に何かやらかしてるな………絶対……………。)



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