運命のブレスレット
かずくんこと、三宅和馬(みやけかずま)君は私の家よりちょっとだけ離れた所の三宅邸に住んでいる、私より一つ年上の男の子。
幼稚園が一緒だった子で、大人しくて静かだったけどとっても知的で優しかった。
私が外で遊んでいて転んでしまった時も、
「かずくん、転んじゃったぁー。痛いよぉー。」
泣きながら言う私に
「ちょっと待ってね。僕が絆創膏貼ってあげるから。」
そう言って絆創膏を取ってきてくれると、私の膝に貼りながら
「萌南ちゃん、女の子でしょ?暴れてたら怪我して危ないよっていっつも言ってるじゃん。」
そう苦笑いしながらも絆創膏を貼り終わった後には、いっつも私のほっぺをふにーって引っ張って…
そう。
私の初恋はかずくんだった…
あ、今は好きじゃないよ⁉︎
まぁ今までかずくん以外に好きになった人はいないけど…。
あの頃のことを思い出しながら、私は再び部屋の整理を始めた。
やっと整理が終わってベッドにダイブすると瞬く間に眠気が襲ってきて、
「萌南、そろそろ三宅さんとこ行くわよ。」
というお母さんの声を最後に、私は深い眠りへと落ちていった。
幼稚園が一緒だった子で、大人しくて静かだったけどとっても知的で優しかった。
私が外で遊んでいて転んでしまった時も、
「かずくん、転んじゃったぁー。痛いよぉー。」
泣きながら言う私に
「ちょっと待ってね。僕が絆創膏貼ってあげるから。」
そう言って絆創膏を取ってきてくれると、私の膝に貼りながら
「萌南ちゃん、女の子でしょ?暴れてたら怪我して危ないよっていっつも言ってるじゃん。」
そう苦笑いしながらも絆創膏を貼り終わった後には、いっつも私のほっぺをふにーって引っ張って…
そう。
私の初恋はかずくんだった…
あ、今は好きじゃないよ⁉︎
まぁ今までかずくん以外に好きになった人はいないけど…。
あの頃のことを思い出しながら、私は再び部屋の整理を始めた。
やっと整理が終わってベッドにダイブすると瞬く間に眠気が襲ってきて、
「萌南、そろそろ三宅さんとこ行くわよ。」
というお母さんの声を最後に、私は深い眠りへと落ちていった。