イジワル上司の甘い求愛
灯りは玄関の足元を照らすフットライトのみがオレンジ色の暖かな光を放っている。

玄関の灯りもつけることもなく、浦島さんは私を玄関扉に押し付けるようにしてキスをした。

「浦島さんっ!!」

「ずっと、こうしたかった……」

思いがけずに振ってきたキスは、驚くほど獰猛で、素っ頓狂な私の声は色気を帯びた浦島さんの艶のある声に掻き消されてしまう。

唇を押し付けられるように唇を塞がれる。

「んっ、んんっ!!」

息さえする暇を与えられず、酸素を求めた私の唇の隙間を見つけて浦島さんの舌が侵入してくる。

浦島さんの煙草とホワイトムスクとそれからさっき一緒に飲んだアルコールの混ざった匂いが鼻腔をくすぐる。

頭がぼんやりしてきた。

膝の力が抜けようとしたところで、タイミングよく浦島さんが私の腰に手を回して抱きしめた。

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