イジワル上司の甘い求愛
「千晶、好きだ」
耳元で囁かれた低い艶のある声に私は震えた。
「私も……」
そう返事した私に今度は啄むような軽いキスが落とされる。
間髪入れずに、もう一度、さらにもう一度。
段々と甘くて、深いキスへと変わっていく。
「んんっ……」
ここが玄関だってことも忘れて、受けていたキスが唇から首筋へ移動した時。
思わず、声にならない声が唇の隙間から漏れ出てしまう。
「あっちに行こうか」
私への同意を求めるでもなく浦島さんはそう口にすると、ヒョイッと私を軽々と持ち上げる。
いわゆる、お姫様だっこ。
もう、火照った顔の熱は冷えることはどうやらしばらくひかないみたいだ。