イジワル上司の甘い求愛
玄関から一番近くのドアを開ける。
浦島さんの香りが濃くなった気がするこの部屋が、寝室だってことくらいすぐに察しが付いた。
浦島さんが私を大切に下ろしてくれたそこがベッドってことを考える暇も与えられず、浦島さんのキスの雨が怒涛のように降ってきた。耳元、唇、おでこ、それから首筋。
甘ったるい、優しいキス。
時折漏れ出る私の吐息を耳にして、浦島さんは満足そうに微笑む。
ずるい、そんな顔しないでよ。
「好きだよ、千晶」
やっぱり、浦島さんはずるい。
恥ずかしくなって思わず顔を隠した私の手を頭上に移動させて押し付け、私の表情を上から覗き込む。
そして、もう一度深いキスを与えた。