イジワル上司の甘い求愛
私の目に入ってきたもの、それは私の指に光るリング。

キラリと光る小さなダイヤが一粒ついたシルバーの美しくカーブしたラインが印象的な指輪。

一気に胸がうるさい程の音をたて始める。


コン、コン

タイミングを見計らった様にノックの音が聞こえてきて、私の返事を待たずに、昨夜私の隅々までを楽しんだ彼が顔を見せた。

「ようやく起きた。もう正午前だよ」

だから、外が思ったよりも随分と明るいはずだ。
冬の柔らかな日光がこの部屋には優しく降り注ぐ。

ドアから覗いた智哉さんはいつもの整った髪型。だけど、服装は大き目のニットに細身の黒のパンツということもあって、その佇まいはいつもより随分と柔らかい。
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