【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
「私、まだ恋愛が分からないんです……。
好きという感情が何なのかも……」
すると、春樹くんが頷きながら微笑んだ。
ふわっと、優しく。
まるで、混乱した私を安心させるかのように。
「じゃあ、未央ちゃんの一番近くにいさせて?
距離も、心も」
「え……?」
「俺が、未央ちゃんのこと惚れされるから」
「春樹くん……」
「男怖いのに、突然こんなこと言ってごめん。
でも、ひとりで泣かせたくなかった」
一言一言が優しくて
真っ直ぐに心へ訴えかけてくるようで。