【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
懐かしい温もりに、また涙が溢れた。
私は身体を離すと、
真紘くんの唇に、私のそれを重ねていた。
自分からなんて、初めてで。
でも、愛しさが溢れて仕方なかったんです。
あぁ……久しぶりだ……。
また、気持ちが通じ合えたんだ……。
久しぶりに感じた真紘くんの温もりに、また涙がこぼれて顔を離すと
その涙を拭ったかと思うと、今度は真紘くんがキスをしてきた。
腰に回された手も
甘い表情も
私の手首を握る手のひらも
全部から、大切にされてることが伝わってくる。
目の前にある真紘くんの顔は、びっくりするくらい整っていて。
ヤンキーくんと、弱虫。
でこぼこだけど、
やっぱり、君じゃなきゃだめなんです。