【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
結城くんは、男女問わず人気のある人で。
あんまり笑ったりはしゃぐタイプじゃないのに、いつの間にか人を惹き付けている。
男嫌いなことも相まって、一度も話したことが無い、そんな人が目の前にいて、倒れそうになった私の身体を支えてる───……。
『俺がおぶるよ』
『へ?』
そこでやっと、私は彼の身体がすごく至近距離にあったことに気づいた。
わわっ!
思わず顔を逸らすと、結城くんはそんな私には目もくれず、軽々とおばあちゃんをおぶった。
『ばーちゃん、家どこ?』
『あらあらすまないねぇ。
こっちさね』
おばあちゃんが指示した方へ、スタスタと歩いていく結城くん。