【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
それから私は卒業するまで、結城くんを避け続けた。
顔を合わせられなくて、
さらに男の子が怖くなって。
なのに、まさか同じ高校だったなんて───……。
涙をこらえるようにぎゅっと目をつむり、膝を抱えた時。
「あれ〜?
こんなとこで何してんの?」
突然頭上から、聞き覚えのない声が降ってきた。
「え……?」
顔を上げると、そこには3人の男子が立っていた。
でも、3人とも見たことのない人で。
揃ってチャラチャラした風貌。
しかも、赤いスリッパを履いている。
この学校は学年ごとにスリッパの色が違うんだ。
赤いスリッパということは、3年生。
こ、怖い……。
男の人特有の香水の香りが鼻を突き、足が微かに震えだす。
もしかしなくても、これは絶対ピンチだ。