【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜


「な、なんでしょう……」




迫力に圧されながら立ち上がると、先輩はくすっと笑った。




「なんで泣いてんの?

泣いてないでさ、俺達と楽しいことしようよ」




「え……?」




背筋がぞくっとする。




手の震えを見られないように、ぎゅっと拳を握り締める。




「俺達がなぐさめてやるからさー」




「や、あの……」




何か言わなくちゃと思うのに、唇が震えるせいで声が出てこない。




どうしよう、怖いです……。




助けを呼びたいけど、あいにくここは人気のまったくない非常階段の踊り場。




誰かが、この状況を気付いてくれるはずもなくて。


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