苺味の雫
「それが真子のいいとこなんだよね」
ぼそっと呟き、もう一度空を仰ぐ
今日から、高校生なんだ
着慣れない制服に汗ばんだ手
なんか、緊張する。
「おーい!夢夏ぁー悪かったってー」
後ろから慌ててついてくる飛翔と真子
「べーっ!!早くついてこいよーバカ飛翔!」
振り返って舌を出し、小走りで学校へ向かう
なんか、嬉しいんだけど
二人が幸せで嬉しいんだけど
モヤモヤする。
なんで、私、ちょっと仲間はずれみたいになってるんだろ。
なんか、居心地悪いなあ……